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薬麦酵母(DRD−119、特許;第2618286号)は、サッカりロミセツ属の酵母Saccharomyces c
ereviciaeを、薬草であるCentauriumを加えた麦芽汁中で発酵培養し、乾燥粉末化したものである
(図1)(表1)。本品はドイツにおいて開発、製造されたもので(Vichler Bio Co.Ltd.)、とくに薬草
として用いたCentauriumは、ドイツでは古くから民間薬として存在し、健康食として広く用いられてき
たものである。酵母を医療に用いた歴史は古く、紀元前にその記録があるといわれ1)、我が国でビ−
ル酵母を原料とした薬用酵母がエビオスRである。酵母には抗炎症作用があることが知られ2)〜5)、ま
た肝臓薬としてもその有用性が報告されている6)〜8)。乾燥酵母はビタミン群、アミノ酸群、ミネラルな
どを豊富に含むことから、広い範囲の疾病の予防と治療に民間薬的な役割を演じてきたが、蛋白質の
合成に不可欠なRNAを多量に含有し、還元型グルタチオンが多量に存在する1)ことが知られている。
さらに、人工的に飼料に化学物質を加えてラットに与えると肝腫瘍が発生するが、これに酵母を加える
と肝腫の発生が抑制されることが報告されており9)〜12)、また免疫賦活剤としての報告もある13)〜
15)。
以上、古くから報告されてきたことからも予想されるごとく、酵母には慢性肝炎及び肝硬変症への有
効性があると考えられ、ことにDRD−119はその薬草成分とあいまって相乗効果が期待される。我々
はDRD−119をC型慢性肝炎ことにインタ−フェロン無効例と肝硬変症例に使用し、その肝機能にあ
たえる影響と、患者のQOLの改善効果の検討を多施設共同で実施した。
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