X ま と め

 C型慢性肝炎患者および肝硬変患者106例に、DRD−119を18gと36g、6ケ月間投与し、 次の結果を得た。

(1)慢性肝炎群ではGOT,GPT,ZTT及び総ビリルビンの有為の改善が認められ、炎症の鎮静 化に対する効果が認められた。

(2)肝硬変群では、コリンエステラ−ゼ、蛋白及びプロトロンビン値の有為の改善が認められ、機 能的肝機能残量(residual functional livermass)の改善が見られたものと考えられる。

(3)QOLでは、慢性肝炎群で生きがいの改善や病気への不安の消失、異性への関心の増加等 の改善が見られ、肝硬変群では、物の取り違えの改善、日常生活の快適度の向上等が認められた。

(4)インタ−フェロン治療群と非治療群では、治療群でZTTの改善が有為であり、QOLでも生きがいにつながる項目の改善度が、治療群で有為に高かったが、これがインタ−フェロン治療とDRD−119投与の併用が有効か否かについては今後の検討が必要である。  

(5)18g投与群と36g投与群では、36g投与群で多項目の改善が有為に認められ、高容量のほうが改善傾向が著しい傾向が認められた。

(6)副作用による中止は一例もなく、飲み難さによる中止が6例のみであり、安全度に問題はなかった。

(7)有用度は有用以上が18g投与群で19.2%、36g投与群で21.3%であった。

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